昭和大学病院(旗の台)妊婦健診・出産レポ③

前回の記事で出産までを書いたので、今回は産後入院期間〜1か月健診までのことを書きます。

 *この記録はすべて2024年10月時点のものです

  • 基本情報

-昭和は母子別室。新生児室は24時間出入り可能。

-毎日日中と夜間で担当の助産師さんが変わります。

-病室は個室、2人、3人、4人、6人部屋があります。個室〜4人部屋は部屋代が発生します。

-面会時間は毎日14時〜18時、30分程度が上限。1日1回1組までで、1組は2名までとされていました。16時〜17時は新生児室を窓越しに見ることが出来るので、この時間に来るのがおすすめです。面会に必要な手続き等は健診時に教えてもらえます。

-34週の診察時に、入院に向けて用意するもの、破水や陣痛が来た際の対応や面会方法などの資料を見せてもらえます。

 

  • 産後入院中の授乳

授乳の時だけナースコールで呼ばれます。コールのタイミングで病室にいないと、◯◯時に呼びました、と書かれた紙が置かれるので気づき次第向かえばOKです。授乳がしんどいと感じたら新生児室の助産師さんに◯◯時まで休みたいから授乳スキップしたい、と伝えれば休めます。夜間はナースコールではなく直接ベッドまで呼びに来ます。

夜間授乳時も夜勤の助産師さんが新生児室にいてくれますが、日中と比べるとやや忙しそうで声をかけるのに戸惑うこともありました…。

また乳頭保護器はピジョンとメデラがありました。授乳クッションは1人1個病院のものを使用できるので持参不要です。

担当になる助産師さんによって相性があると思いますが、私の担当になった方は皆さん良い感じでした。優しくてさっぱりした感じの方が多くお話しやすかったです。また授乳に関しては言うことが人によってバラバラということが無く、考えが統一されててありがたかったです。

 

  • 食事

ザ大学病院って感じの食事です!と書いてるブログや口コミが多く、少し不安になりふりかけを3種類ほど持って行きましたが、美味しくいただけました。毎食温かかったし、量もそこそこあるし、味付けも良かったです。おやつも旬のフルーツも出るし…

食事に関しては栄養が取れてれば良く、そこまでこだわりのない私には問題なく感じたのかもしれません。ただ彩りや組み合わせは少しイマイチだったかな…

ちなみに退院前日の夕食はお祝い膳でケーキも出ました!

お菓子も持って行きましたが、病院の食事で満たされていたのであまり食べずじまいでした。

ただやはり産後入院中は楽しみが少ないので、豪華なお食事が出たりエステがある産院も素敵だな〜候補に入れれば良かったな〜と今では思います。

 

  • 沐浴

入院中1度助産師さんから実際に沐浴をしながら指導される機会があります。質問があればこの時色々聞くのが良いです。

 

  • 持ち物

とりあえずネットなどの情報をもとに持ち物を準備しておいて、持ち物リストが配られたら買い足す形で問題ないと思います。

不足があっても、中央棟にも入院棟にもローソンがあるし(1日1回出張で病棟にも来てくれる)、面会の時に差し入れてもらうことも出来るので、こだわりが無ければそこまで神経質になる必要はないです。

また、産褥パッドや赤ちゃんのお手入れセット等一部必要なものは病院から支給されます。これも中身は34週の健診時に教えてもらえます。

個人的にピックアップしたいものだけ以下に書きます。

◎産科病棟のレンタル病衣は前開きワンピースタイプですが、短めなので足を出すのに抵抗がある方はマタニティ用レギンスなどを持っていくのがおすすめです。セパレートタイプも置いてあるのでセパレートの下だけをワンピースに合わせてる方もいました。

◎事前に使用禁止と案内がありますが、自由に使えるコンセントがベッドに1つはあると思います。私はタコ脚を持参しましたが使いませんでした。Kindleやワイヤレスイヤホンを持っていったものの、あまり使用せず…コンセントは専らスマホ充電に使っていました。

枕元のコンセントを使うことになると思うので、充電器を持っていくならケーブルは長めの方が良いです。

◎想像より悪露が多く、病院支給の産褥パッドと持参した夜用ナプキンだけでは足りなくなりそうでした。個人差ありますが、昼用ではなく夜用を多めに持っていた方が良いです。

もちろんナプキンではなく産褥パッドを持って行っても良いと思います。

ちなみにショーツは産褥ショーツではなく、妊娠中履いていたマタニティショーツでも問題なかったです。(経膣分娩の場合なのでご注意ください)

◎会陰切開後のお手洗いがこわかったので、ネピアおしりセレブWETを準備していました。結果おしりセレブである必要はなかったものの、トイレに流せるタイプのウェットシートはあった方がいいと思います…!

◎色々書類をもらうので、筆記用具とクリアファイルがあると便利。

◎円座クッションは貸してもらえますが、家でも使うことになると思うので荷物量が許せば持って行ってもいいと思います。

 

  • 退院について

赤ちゃんやお母さんに問題が無ければ5泊6日で退院となります。

退院日当日は11時くらいに入院棟を出る準備をしてください、と言われていたので10:30に夫に入院フロアまで迎えに来てもらいました。

赤ちゃんの服はこの時持って来てもらい、新生児室で着替えをさせました。退院する時期は天候が不安定で、服装に迷ったので事前に助産師さんに相談にのってもらいました。

準備をして病室で待っていると事務の方が来てくださるので、支払いに必要な書類などを受け取ります。最後に助産師さんから今後の授乳の進め方(どのくらい飲ませるか)や薬の服用、産後健診のお話を聞き、忘れ物がないか一緒に確認をし、入院棟を出ました。

中央棟で支払いをした後、総合文書受付窓口で出産手当金に必要な書類の手続きを済ませました。受取は郵送か対面が選べます。発行に2週間以上かかると言われましたが、それよりだいぶ早く受け取ることが出来ました。

 

  • 産後の健診

産後は3回健診を受けました。

①産後サポート外来・・・産後の育児や授乳に不安があったりすると受けられるようです。私は授乳に不安があり、受診することになりました。

曜日が限定されていて混んでいるようで、予約が取れたのは退院から18日後でした。

当日は助産師さんに授乳を見てもらいながら、家での様子や困ってることが無いかなど話を聞いてもらえました。赤ちゃんの体重も測ってもらい、家にスケールが無かったので体重がちゃんと増えていて気持ちがかなり楽になりました。

②1か月健診(赤ちゃん向け)・・・医師による触診、体重や身長測定。

③1か月健診(母親向け)・・・医師による内診、助産師さんによる問診。ついでに初期検査で風疹の抗体が低かったため、品川区の助成を使って風疹のワクチンも打っていただきました、これはラッキーでした!

 

以上3回に分けて昭和大学病院(旗の台)での健診〜出産までの記録を書きました。

すべて私の経験にはなりますが、少しでもこの記事を読んだ方の参考になれば幸いです。

 

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昭和大学病院(旗の台)妊婦健診・出産レポ②

①で主に昭和大学病院での妊婦健診について書きました。②では入院〜出産まで書きたいと思います。

*この記録はすべて2024年10月時点のものです

 

  • 入院まで

私の出産予定日は9月末だったのですが、たくさん散歩してみても雑巾掛けしてもジンクスを試しても出産の兆候が無く…40週の健診で先生から“このまま陣痛が無い場合は41週0日に入院して促進剤を使用して出産しましょう”と提案されました。

促進剤使いたくないなどのこだわりは無かったので、この提案に拒否権があるかは考えずにわかりましたーと返事をし、41週を待ちました。結局陣痛も破水も無く、41週0日に入院をすることに。

ちなみに40週を過ぎると昭和は気になることがあれば電話して来てください、というスタンスで定期健診としては40週で終了でした。私の経過に問題が無かったのでこのようになったのかもしれません。

 

  • 入院1日目(41週0日)

分娩に向けた処置のため、14時ごろに昭和に着いて入院となりました。まず中央棟1階奥の方(会計右手)で出産のため入院することを伝えると、入院棟へ向かうよう指示を受けました。

ちなみにこの日までに入院手続きと病衣・タオルのレンタル手続きはしておいた方がいいです。私は健診帰りに済ませました。これも中央棟1階会計右手で行えます。外来では手続き出来ないのでご注意ください。

入院棟のナースステーションで氏名など伝えるとフロアと病室の案内が始まります。入院バッグなどは付き添いの人にナースステーション前まで持って来てもらえますが、ここでお別れになります。

病室に荷物を置いて入院着に着替えたらすぐにNSTで赤ちゃんが元気かを確認、その後内診をしてバルーン(メトロ)を入れました。その後経過観察のため長めのNST

バルーンを入れて30分後ほどから生理痛のような痛みがありました。最初は痛みの間隔が短かったものの、段々と痛みを感じにくくなっていき2時間ほど経過した時にはほぼ痛くありませんでした。ただ、歩く時は少し痛かった…。

当日シャワーは入れなかったので、持って来たドライシャンプーや汗拭きシートでさっぱりしました。

1日目で過ごす病室・ベッドは一旦出てから産後入院フロアに戻ってくるので、荷物はあまり広げない方が良いです。入院バッグ等の持ち物もすべてLDRに一度持っていきます。

 

  • 入院2日目(分娩当日)

5:30 LDRに入り、NSTと同じくモニターで赤ちゃんと陣痛の様子を見られるように準備しました。

6:00 先生の内診があり、バルーンの確認。バルーンは抜けていて、子宮口4cmほど…昨日の時点で2cmだったので進んでる!

6:30 陣痛促進のための飲み薬を服用。点滴予定でしたがまず飲み薬に変更になったそうです。効果が無ければ1時間に1回服用。

7:30 部屋の中にブザー?のようなものが鳴り響き、先生たちが3人ほど入室してきました。一瞬赤ちゃんが苦しくなったらしいですが問題ないとのことで、水分を点滴で投与開始。この頃から不定期に下腹部痛が始まりました。

同じタイミングで足をつったのですが、つる方が全然痛い程度の腹痛でした。

7:50 2回目の飲み薬服用。自覚が無かったのですが、助産師さんによるとお腹が張っているとのこと。

8:00 朝ごはん。完食!

9:20 内診。子宮口がいい感じに開いてきているので促進剤を点滴で投与します、と先生より説明。内診はグリグリされて普通に痛かったです。

9:40 促進剤点滴開始。同時に立ち合いする夫がLDRに到着。

ちなみに夫には病院が開く8:30に来るように伝えていましたが、助産師さんによるとLDR入りする時間に来ても良いとのことでした(救急入り口から分娩立ち合いと伝えれば開院時間より早く入れるそうです)

陣痛がきても食べられるゼリーはあらかじめ準備していましたが、おにぎりや冷たい飲み物はこの時夫に持って来てもらいました。

この後11:50になるまで促進剤を投与する量を上げるも陣痛が全く進まず。先生からは今日出産予定だったけど明日になるかも〜と説明をされたりしてマジか…となっていました。

が、しかし

やっぱり今日産もう!となり先生から人工破膜をしてもいいか、と話がありました。

要は人工的に破水をさせたら陣痛が進むかも、というものだったのでとりあえず今日産める可能性が上がるなら…と思いOKを出しました。

12:30 人工破膜。直後から下腹部、腰〜お尻の痛みが倍近くになり、いきなり2〜3分間隔の陣痛が来ました。

陣痛のタイミングで夫にお尻を抑えてもらったり、合間には助産師さんのアドバイスで姿勢を変えてみたり。私は胡座をかいたら赤ちゃんが降りてきてくれました。合間に水分補給はしましたが、15時のおやつは食べられず…

また途中すごい睡魔が襲ってきて、意識が飛びそうになることもありました。前の晩緊張であまり眠れなかったせいかもしれません。

16:00 いきむ練習を始め、16:30からお産の体制に入ったと同時にLDRに人が増える。

途中赤ちゃんの頭が予想外に大きかったらしく周りがざわついたりしてましたが17時前に無事出産しました。

会陰切開の縫合、赤ちゃんの処置などが終わった後は夫と赤ちゃんと3人でまったりタイム(&私は食事タイム)。助産師さんが写真やビデオを撮ってくれました。

夫は1時間ほどLDRに滞在し帰宅。私は歩行に問題がないかを確認してから入院フロアに戻りました。赤ちゃんは先に助産師さんが新生児室に連れて行っていました。

分娩当日はシャワー不可なので、ベッドの上でシャンプーシートや洗顔シートで済ませて就寝。とはいえ、アドレナリンが出ていたのかあまり寝付けず…。

 

産後入院編に続きます!

昭和大学病院(旗の台)妊婦健診・出産レポ①

  • 出産レポを残すに至った経緯

2024年10月に品川区旗の台の昭和大学病院にて普通分娩で第一子を出産しました。

出産準備を進める中、予想外にこの病院での妊婦健診や出産ブログ等がネットで見つからず…(全く無いわけでは無かったのですが、少し古かったりした)

自身の備忘録も兼ねてこれから昭和で出産を予定してる方、また昭和での出産を検討してる方への参考になればと思い、ここに出産の記録を残しておきます。

*この記録はすべて2024年10月時点のものです

 

主な決め手は以下3点。

自宅から昭和大学病院が通いやすい距離だったこと。総合病院の安心感。NICUがあること。

また、昭和大学病院がある旗の台は個人的に好きな街で馴染みのある場所なのも産院決定の理由になりました。

 

  • 妊娠発覚〜初診まで

当時通院していた品川区内のレディースクリニックで陽性判定を受けたため、そちらで産院はどこが良いですか?と聞かれ昭和大学病院を希望と伝えたところ、クリニックで紹介状発行+昭和へ出産予定月の分娩枠予約をしていただきました。その後自分で電話で初診予約という流れです。

 

  • 妊婦健診

初診では診察や検査以外に、色々な書類を受け取りつつ今後の流れについて説明を受けました。内容は特段昭和独特といったものは無いと思いますが、昭和の先生方が執筆した妊娠〜産後までの疑問や不安に応える本を無料でもらえます。

診察後はほぼ毎回助産師さんとの面談があり、心配なことや疑問に思ってることがあれば色々お話を聞いていただけます。産後に関わることは入院棟にも引き継がれ、入院中に担当の助産師さんからフォローが入ったりしました。

医師は担当制では無いようですが、私は途中から毎回同じ先生に診察していただけてました。曜日の関係かもしれませんが、一貫して同じ方に診ていただき方はご注意ください。

定期健診以外に緊急で診察してほしい(破水したかも、胎動無いかも)となった際も電話で症状を話し、すぐ診ていただきました。

また、昭和大学病院は32週まで連携施設での妊婦健診が可能です。私も何回か昭和で健診を受けた後、旗の台のかかりつけクリニックで健診を受けました。

 

昭和大学病院で出産する場合、希望すれば有料で出生前診断を受けることが出来ます。

*昭和大学病院は、NIPTの基幹施設です

この検査を受けても受けなくてもカウンセラーさんによる遺伝カウンセリングを受けることが出来るのですが、私たち夫婦はNIPTを受けるかどうか非常に悩み、ひとまずカウンセリングを受けることにしました。これがとても良かったです。

データや様々な資料を元に出生前診断とは何ぞや、陽性だったら・先天性疾患があったら昭和としてはどういうサポートが出来るのか等説明をしていただき、夫とともに出生前診断に対しフラットな状態で病院を後にしたのを覚えてます。

結果私たちは検査を受けませんでしたが、このカウンセリングを受けただけでも昭和で産むことにしてよかった〜と思えるほど価値ある時間になりました…!

要予約制で確か有料だったと思います(3,000円ほど)

検査を受ける場合、遺伝カウンセリングは必須です。予約は取りやすいとは言えないので、検査を絶対すると決めてる方は早めにカウンセリングを受けることをおすすめします。

 

入院〜出産編に続きます!